2017年9月28日木曜日
2017年9月14日木曜日
私の本棚(2):プログラミング言語 Perl
2017年9月1日金曜日
私の本棚(1):手塚治虫
── 手塚治虫ワールドのすべて![]() 第一回は、手塚治虫関連の本を取りあげることにします。先ず、好き勝手に覗いてみてください。4つの書棚の各ブロック上にカーソルを置くと内容の概略が表示されます。クリックで画像の拡大表示ができます。最後に解説欄があります。興味のある方は読んでください。
(1)ジャングル大帝(#1)~スリル博士(#20) (2)0マン(#21)~きりひと賛歌(#34) (3)アポロの歌(#35)~ハトよ天まで③(#49) (4)夜明け城(#50)~ふしぎ旅行記(#59) (5)ファウスト(#60)~アリと巨人(#72) (6)化石島(#73)~アラバスター②(#90) 書棚B
(7)ダスト8(#91)~三つ目がとおる⑧(#108) (8)三つ目がとおる⑨(#109)~タイガーマスク⑤(#125) (9)タイガーマスク⑥(#126)~バンパイヤ③(#144) (10)ぼるぼら①(#135)~ブラック・ジャック⑦(#157) (11)ブラック・ジャック⑧(#158)~鬼丸大将①(#174) 書棚C
(12)鬼丸大将②(#175)~ミクロイドS③(#185) (13)マグマ大使①(#186)~ナンバー7③(#195) (14)ナンバー7④(#196)~ザ・クレーター③(#220) (15)鉄腕アトム①(#221)~鉄腕アトム⑱(#238) (16)ショート・アラベスク(#239)~雑巾と宝石(#258) 書棚D
(17)地球をのむ①(#259)~ふしぎなメルモ(#280) (18)新宝島(#281)~ブッダ⑭(#300) (19)陽だまりの樹(一)~(七)(小学館)、 ネオ・ファウスト(絶筆)(朝日新聞社)、 手塚治虫はどこにいる(筑摩書房) (20)手塚治虫物語(オサムシ登場)、 手塚治虫物語(漫画の夢、アニメの夢)(朝日新聞社)、 その他:少年クラブ、冒険王、少年画報 【解説欄】 ▼はじめに 最初に、なぜ「私の本棚」という欄を作ることになったのか を説明することにしよう。 全国で書店の数が激減しているというニュースが流れている。紙の本を読まない世代が増えたからだろうが、それだけではなく雑誌や週刊誌などは駅売りやコンビニ店で買うのが普通で、わざわざ書店まで行くまでもなくなった。あるいは、通販を利用して購入する世代が増えたのも一因であろう。そういった生活基盤の変化が、結局は多くの昔ながらの書店経営を続けられない状態にしてしまったのだと思う。 書店の書棚から本を取り出すときの、あの“未知の本との出会い”を期待する「トキメキ感」を経験してきた世代の私めには、甚だ残念なことである。私は電子書籍も利用しているが、やはり紙の本の方が圧倒的に多く、かつ思い出して再読する機会も多いような気がする。 私は、誰でもよいが自分の書籍棚の前に座って撮影された写真などを見つけると、その人物が普段どんな本を読んでいるのか興味を持ち、背後に写る書棚の本を観察するのが好きである。その中に私が読んだことのある本を見つけたりすると、途端にその人物に親近感を持つようになったりする。 そういう訳で、私は「自分が他人の書棚の中身を見たいのだから、他人も私の書棚を見たいに違いない」と勝手に思い込んでしまった。そして「私の本棚」をここに紹介することにしたのである。もし私の勘違いだったら、・・・許されよ。 ▼手塚漫画の思い出 私が手塚治虫の漫画(*1)に初めて接したのは、小学生の頃に読んだ少年向けの雑誌が最初ではなかったかと思う。しかし私の記憶に残っているのは「新宝島」を買って読んだときのことである。斬新な表現と内容に圧倒されてしまった。 【注】(*1)最近は「漫画」のことを「マンガ」、「アニメ」などと表現することの方が圧倒的に多い。お小遣いをためて、やっと本屋で購入した新宝島を、私は家に帰るまで待ち切れずに歩きながら読んでいた。そのとき突然、大声で叫んでいる声が私の耳に飛び込んできたのだ。何んと! 私は小田急線の駅の近くの遮断機の降りた踏切の真ん中にいたのである。そして遮断機を操作する踏切警手が旗を振りながら、必死に早く踏切の外に出るよう叫んでいるのに気が付いたのであった。それほど子供を夢中にさせるものがあったのだ。この私の失敗を今まで誰にも(親にすら、いや親だからこそ!)話していない。歩きスマホを注意する資格は私にはないのである。 そして、そうです! 私はあの新宝島の初版本の持ち主となったのです(過去形なのが悲しい)。今なら数万円はすると思うが、残念ながら学友の兄に盗られてしまった。「貸して欲しい」と私の家にまで押しかけて来たので いやな予感がしたのだが、年上の子に言われるといやとは言えなかった。その後、返却を求めると「無くしてしまった」と言って返してくれない。結局そのままになってしまった。当時からいじめはあったのだ。今でも思い出すと悔しい。 大人になってから手塚治虫漫画全集が刊行されると知って、私は再び新宝島を読みたくて買うことに決めたのである。最初の配本は、ジャングル大帝(#1)で 1977年6月15日発行だった。そして最後の配本が、その新宝島(#281)で 1984年10月3日発行となっていたから、購入申込みをしてから実に7年間も待たされたことになる。この一冊を手に入れるために7年間に渡って300冊を買い続けてきたのである。 ![]() パンフレット:手塚治虫漫画全集 全3期 1977年6月 - 1984年10月 ![]() パンフレット:第1期 1977年6月 - 1979年8月 ![]() パンフレット:第2期 1979年10月 - 1981年11月 ![]() パンフレット:第3期 1982年2月 - 1984年10月 ![]() ![]() ▼書棚について 300冊の手塚本を大切に保管するために今まで大変な苦労をしてきた。私の書斎(あるいは私が常時居る場所と言った方がよいかもしれない)の移動、家の改築、引っ越し、家の建て替え・・・ などで何度も移動を繰り返してきた。 その経験から、最も保管し易い書棚を造ることにした。B6判(高さ約18センチ)なので棚の高さを21センチ~22センチにして空間を無駄にしないよう設計した。棚の奥行は十分とってあるので本を前と後ろに二重に置くこともできたが、手塚本だけは取り出しやすいよう二重にはせず、4個の書棚を手塚治虫本の専用にした。 書庫の入り口から見て左右の最上段2段をこれに当て、書庫A、Bと書庫C、Dとを作った。台の上に乗って手を伸ばせば、手塚本の取り出しと収納は難なくできるようになっている。 しかし今回写真を撮る際には、カメラを両手で支えながら頭の上まで持ってゆき、更に腕を伸ばさないと最上段の撮影ができないことが分かった。出来上がった写真でピントが甘かったり、画面が歪んでいたりで良いできとは言えない。許されよ。 なお、この文中では書棚A、B、C、Dで表示して本物らしく表現してあるが、実際は別物であり縦の区切りはない。 ▼過去の遺物 書棚Dの(20)には、古い 少年クラブ、冒険王、少年画報等が一緒に置いてある。これは私の投稿作品が掲載されているので捨てられず、今に至るまで保存されているのだ。 手塚治虫氏の影響を強く受け漫画家になりたいと思っていた頃の遺物であるから、私にとっては手塚治虫と密接に関係のある物、としてここに置かれている。■ |
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