2019年9月1日日曜日

私の本棚を更新しました



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42  海外文学ジェイムズ・ジョイス ダブリンの市民  
2019-09-01 掲示中
43       Jill Barklem : ( ジル・バークレム )
 海外文学:
THE FOUR SEASONS OF BRAMBLY HEDGE
2019-09-01 掲示中


私の本棚(43):Brambly Hedge


・ブログ (ドッと混む・Knuhsの書斎) から転載

── THE FOUR SEASONS OF Brambly Hedge


 私の本棚を紹介します。
 第43回は、 THE FOUR SEASONS OF BRAMBLY HEDGE を取り上げます。
 なお、既に紹介済みの本の一覧は の目次欄から参照することができます。



(1)「THE FOUR SEASONS OF BRAMBLY HEDGE 」
 この本は、英国の絵本作家でイラストレーターでもあるジル・バークレム(Jill Barklem)が自ら描いた絵が評判で彼女の代表作とされています。

 
( カバー付きの表紙 )   ( カバー付きの裏表紙 )



 ( カバーつきの本体 ) 




 ( カバーなしの本体 ) 


【解説欄】

(1)THE FOUR SEASONS OF BRAMBLY HEDGE
 ジル・バークレムの児童絵本に登場する「BRAMBLY HEDGE(*1)」とは、ここでは野ネズミたちの暮らすコミュニティであり、日本語だと「いばらの里」くらいの意味だと考えてください。

【注】(*1)日本語版では「のばらの村」と訳されているようです。
 「のばらの村 四季物語」1995/4, 岸田衿子(訳)
 最初に出版されたのは 1980年で、児童向けの小さな絵本でした。描かれていた絵もそれほど精密なものではありませんでした。
 以来、現在でも重版を重ねており数百万部を売り上げているようです。四季を分けて、Spring Story(春物語)Summer Story(夏物語)Autumn Story(秋物語)Winter Story(冬物語)等があり、それぞれ30頁程の短いものです(目次の写真に、かわいいちっぽな4冊の絵本が写っています)。

 さて、本書はこれら四季の物語を集めて一冊にまとめたものです。しかしジル・バークレムのイラストレーターとして秀でたところは、単に寄せ集めただけでなく今までの小さな素朴な絵をもっと大型の絵に仕上げ、更に細部をより緻密に描き直したことです。その結果、児童を対象にしていた絵本が大人も含めたあらゆる人々が楽しめる対象にしてしまいました。

 そして本書の最初の章として、ジル・バークレムの子供時代からの記録が、彼女の使っていたスケッチブックのカットとともに自らの文章で紹介されています。

 もともと別々に発行された4つの物語は、四季を通じて野ネズミたちの「いばらの里」Brambly Hedgeというコミュニティでの活動、物語の起源と発展について著者のジル自身が23頁の「会話:ジル自身のこと」(A Conversation with Jill Barklem)という形で紹介されています。
 こういったインタビュー記事を紹介するのはこの書物が初めてだそうです。興味深い内容になっています。

 以下に、スケッチブックに描かれていた「いばらの里」を示します。どう見ても「のばらの村」という感じではありませんね。

 ( BRAMBLY HEDGE :いばらの里 )


・本書の入手経緯
 なお、この本が私めの書庫に存在することになった経緯は、いまのところ不明です。私には購入した記憶が全くないからです。そこでISBN(*2)番号から発行年、購入年を調べてみようと試みました。本書の目次と裏表紙にISBN番号が表示されています。
  ISBN0-00-184026-6
  ISBN9-78-000184026-3

【注】(*2)ISBN(International Standard Book Number)とは、国際標準図書番号のことです。
 ISBN番号は、日本では1988年から正式に採用されるようになりましたから、それ以前の本には記載されておりません。その後、10桁の時代(旧規格:2006年12月31日まで)と13桁の時代(現規格:2007年以降)があります。両方とも表記する場合、(Web上では)以下のように区別して表記する習慣があるようです。
ISBN-10: 0001840266
ISBN-13: 9780001840263
 結局、発行年は 1994年と分かりましたが、購入年は分かりませんでした。妻がどこかで手に入れたものと思います。

▼内容
・見開き扉

( 見開き扉 )


・目次

( 目次 )

・会話(ジル自身のこと)


( ジル自身のこと-1 )


( ジル自身のこと-2 )


( ジル自身のこと-3 )


( ジル自身のこと-4 )


( ジル自身のこと-5 )


( ジル自身のこと-6 )


( ジル自身のこと-7 )


( ジル自身のこと-終り )



▼Spring Story( 春 )
Spring Story


 ( Happy birthday, Wilfred ) 


 ( Mr. & Mrs. Apple's Crabapple Cottage ) 


 ( Storeroom ) 


 ( Drinking mint tea with Mrs. Crustybread ) 


 ( Dusty and Poppy ) 


 ( Mrs. Crustybread baked a huge Birthday cake ) 


 ( Go to Picnic ) 


 ( Here we are the Picnic! ) 


 ( Time to go home ) 


▼Summer Story( 夏 )
Summer Story


 ( One of many kitchens of Poppy Eyebright's ) 


 ( Wedding day : Kitchen is full of activity ) 


 ( Looking splendid in wedding clothes ) 


▼Autumn Story( 秋 )
Autumn Story


 ( Blackberries and nuts are ready ) 


 ( Gathering berries ) 


 ( Grandmother's house : Crabapple Cottage ) 


 ( Store stump of Woodmouse ) 


 ( Won't you join us? ) 


 ( Walking the Chestnut Woods ) 


 ( Warming by the fire ) 


▼Winter Story( 冬 )
Winter Story


 ( Fireplace and two armchairs ) 


 ( It's snowing! They had never seen snow before ) 


 ( Really SNOWING! ) 


 ( Mr. Apple recited ・・・ ) 


 ( All the kitchens were warm snd busy ) 


 ( All the children were taken home to bed ) 


▼著者


ジル・バークレム
Jill Barklem
( 1951-5-23 - 2017-11-15 )


▼本の詳細
(1) THE FOUR SEASONS OF BRAMBLY HEDGE :(c) JILL BARKLEM 1980, SEVENTH IMPRESSION 1994, £15.00, HarperCollins,
ISBN0-00-184026-6

ISBN-10: 0001840266
ISBN-13: 9780001840263